沖縄の空はきまぐれだ。

天気予報はよく外れるし、
雨が降ったかと思えば、
何事もなかったように青空が広がる。

天気も、光も、風も、
思い通りにはならない。

それでも
自然のなかで撮り続けるのは、

その日、その場所でしか
出会えない景色があるから。

雨上がりの砂浜は美しい。

いつもの海が
少し違う表情を見せてくれる。

そしてなにより
自然のなかにいると
人は少しだけ自由になれる。

こどもたちは走り出し
大人たちは笑う。

写真を撮られていることさえ、
忘れてしまうほどに。

残したいのは、
ただ完璧な記念写真ではない。

その日に吹いていた風や、
耳に届いた波の音まで思い出せるような写真。



家族の笑い声が、
今にも聞こえてきそうな時間。

だから今日も空を見上げる。

晴れていてもいい。
少し雨が降っていてもいい。

その日だけの、

家族の物語があるから。